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機動戦士ガンダム00 アーカイブ

2007年06月04日

機動戦士ガンダム00(ダブルオー)発表

さぁ始まるザマスよ!
http://www.gundam00.net/

秋からの新作TVシリーズがいよいよ発表されましたね。
その名も「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」!
私もさっそく公式HPでCM観てまいりました。

既に各所で大いに盛り上がりを見せていますが、まぁ何しろ種シリーズの後ですしネット上の事ですから、当然批判的な意見が多いようですね。
また腐女子向けか!とか、また平和主義か!とかいろいろ言われてますがw
もう今更なのですが辟易してるので一応書いておきますが、1stの時からガンダムは腐女子を意識して作られているし、その根底に描かれているのは反戦です。

さて、00についての私見など。

まずタイトルに注目ですね。

種シリーズに引き続き、今回も「機動戦士」を冠しています。
スタッフやサンライズ等のこの作品に対する意気込みを感じることも出来ます。
同時にあの、21世紀のファーストガンダムを標榜していたSEEDがあの結果でしたので、同じく「機動戦士」を冠していたSEEDを「特別な作品」にしない、それを越える為にはやはり「機動戦士」を冠するしかなかったのではないか、ともとれます。

「00」というタイトルは面白いですね。
何も無い「0」を二つ繋げたロゴにすることによって、「∞」をも表しています。
番宣にあった「破壊による再生」を実に良く表したタイトルと言えるのではないでしょうか。
また、先の「機動戦士」の話も踏まえて穿った見方をすると、種シリーズを無かった事にして0からやり直す、とも受け取れるのですが…さて?


「ガンダムによる全戦争行為への武力介入を開始する」
「戦争根絶を目指す私設武装組織」
公式HPに行って得ることのできる数少ない情報の一つですが、この事から「つまりラクス一派?」と見る向きが多いようですね。
それでまぁ「また平和主義かよ!」とか言われてる訳ですが。
確かにラクス一派は「正義」として描かれてしまったのですが、だからといって、今度の彼らが「正義」として描かれるとは限りません。
むしろ、そのような行為を行うものが「本当に正義なのか?」をもう一度問うてくれるのではないかと期待しています。
これは種デス前半で描こうとしておきながら後半投げ出されてしまったテーマでもあった筈なので、今回こそ頑張って欲しいものです。

やはりどうもタイトルから受ける印象からか、種シリーズへのアンチテーゼと受け取ってしまっている私がいます。(笑)
雑誌等に情報が掲載されるのを楽しみにしつつ、放送開始を首を長?くして待つことにしましょう。

2007年10月11日

機動戦士ガンダム00 #1ソレスタル・ビーイング

さていよいよ始まりました、機動戦士ガンダム00。私もこれからの展開を見守りつつ、1ファンとしてこちらでいろいろ書いていこうと思います。
大体は各話の感想や分析、今後の展開予想と、キャラやメカについての話になるでしょう。なので特に、タイトルが各話サブタイトルになっている記事はまだ観ていない方にはネタバレにしかならないのでご注意です。もし読んでネタバレしてしまっても当方は責任は持ちません。と言っても、大抵の場合は、ここに書いた事を踏まえてもう一度本編を見直して頂けたりすると更に楽しめるような内容になるのを目指すつもりですのでよろしく〜。

それでは今回は、第一話「ソレスタル・ビーイング」について。
細かく書いていこうと思ったら物凄い分量になったので、ストーリー部分に絞って、今回の解説と今後の展開的に重要になりそうな部分だけ抜粋してお送りします。
第一話は各キャラとガンダムのお披露目です。同時に、この世界の大まかな情勢とテクノロジー、戦闘方法についてもある程度わかるようになっています。

アバンタイトルは西暦2301年、クルジス共和国。刹那の幼少時が描かれています。ここで重要なのは、子供でさえ銃を手に戦わなければならない状況、そして刹那のセリフ「この世界に神なんていない」です。容赦なく無残に命が奪われる現実。刹那はこの世界には救いは無いと考えました。そして死を覚悟したまさにその時、天空からの謎の光線によって敵は滅ぼされ命を救われます。そして舞い降りる光をまとった巨人。我々にはGNエンジンを搭載したガンダムだとわかりますが、当時の刹那にはまさに神か天使と思えたことでしょう。これが刹那をソレスタル・ビーイングに参加させ、ガンダムマイスターへの道を歩ませるきっかけとなったのは間違いないでしょうから、これは後々刹那の言動に重要な意味を持つ筈ですので要チェックです。(余談ですが、CM-SPOT4を観た際には、このガンダムのシーンはラストカットのロングしかなかったので、武装以外はRX-78とほとんど同じものに見えました。最初のガンダム、この機体のパイロットとして古谷徹さんが呼ばれたのではないかと期待してたりします(笑))

第一話の本編は、ソレスタル・ビーイングの最初の作戦を軸に、ソレスタル・ビーイングの宣戦布告を描きます。
今作戦の最終目的は、ソレスタル・ビーイングのメッセージを全ての人類に対し伝え、強烈にアピールすること。その為には、自分達の言葉に真剣に耳を傾けさせる必要があります。そこで目を付けたのが人革連軌道エレベーターの送電開始10周年記念式典でした。この式典は、エネルギーのほとんど全てを軌道エレベーターに依存している人類にとってはとても大切な出来事でしょう。各国のマスコミも注目している盛大なものです。そのマスコミの眼前で、武力の行使に対してガンダムにて鉄槌を下してみせれば目的を達成できます。
しかし、その為にはまず記念式典に対しMSを使用した大掛かりな攻撃を行わせる必要があります。そこで目を付けたのが、軍備拡張路線を行くAEUでした。現在はそれぞれの陣営の主要国家間で直接的な戦争は行われていませんが、AEUは式典当日に新型機の発表会をぶつけてくるほど豪気です。人革連との関係は推して知るべしといったところでしょう。このAEUを動かす為の作戦が立案されました。
作戦は3つのフェイズで構成されています。

第1フェイズ
AEUの最新鋭機イナクトの発表会に乱入、ガンダムによりこれを撃破する。
人革連の式典にぶつけてくる程です、イナクトの開発にAEUの威信がかかっていない筈がありません。この際、会場に集まっている各国軍事関係者の前で圧倒的な性能差を見せ付ければ、AEUの面子を丸潰れにすることができます。わざと完全撃破せずに戦闘不能にできれば、この効果は更に大きくなることでしょう。そこでこの作戦には白兵戦型のガンダムエクシアが選ばれました。

第2フェイズ
フェイズ1から継続される第二段階です。軌道エレベーター周辺のAEUの戦力及び、可能であれば、条約で禁止されている軌道エレベーターの柱(ピラー)部分へ配備されていると予想される兵力を投入させ、これを撃破する。
その為エクシアはイナクトを撃破後、高度を上げてピラーへ接近します。GNエンジンを稼動させて飛行している限りレーダーには捉えられないので、その姿を常に晒して存在を認識させる必要もあったのでしょうし、AEUの支配地域で悠々と飛行して見せれば、AEUの怒りを買うのも容易です。敵対機が最重要施設であるピラーへ接近しているとなると尚更です。事実、予報(敢えてこう呼ぶ)通りAEUはスクランブルをかけてエクシアを追尾、ピラーの兵力も投入してエクシアの撃墜を企てました。しかし空戦となると射撃戦がメインになります。更にピラーの兵力も投入された場合、白兵型であるエクシアには少々荷が重いのは自明の理。そこでバックアップとして超長距離狙撃型であるガンダムデュナメスがバックアップに配備されました。

第3フェイズ
フェイズ1、2の結果として、面子を丸潰れにされたAEUは報復行動に出ます。対象は勿論人革連。元々関係が良くない上、あてつけに行ったイナクトの発表会を潰されたのですから、そう考えるのは自然の流れでしょう。しかしその確証もありません。そこで、自分達がやられたのと同じ様に、記念式典をぶち壊して人革連の面子を潰す選択をします。しかしこの程度で宣戦布告するほど愚かでもないので、正式な軍事行動は当然行いません。自らなり、兵器を輸出することによって影響力を持っている第三国に働きかけてテロを装うか、(これが最も可能性が高いのですが)極秘支援しているテロ組織を利用するなりして、人革連の軌道エレベーターへの攻撃を行うこととなります。
フェイズ3の目的―すなわち今作戦の最終目標は、このテロ行為をマスコミの眼前で阻止すること。それが目的ですので、攻撃が行われる前に妨害なぞしません。宇宙空間でしかもギリギリのタイミングで、その姿を晒した上で阻止する必要があるので、この作戦には高速戦闘型のガンダムキュリオスが選ばれました。バックアップとして、攻撃力と防御力に優れるガンダムヴァーチェを軌道エレベーター近くにあらかじめ配置しておくことによって、万が一の保険にもしています。結果的にはトドメはヴァーチェによって行われ、マスコミの眼前で(少々やり過ぎなほど)派手にテロ機を撃破することになりましたが。

これが今回のソレスタル・ビーイングの作戦行動計画です。作戦立案は戦術予報士のスメラギさん。そして彼女の予報通りに事は推移し、ソレスタル・ビーイングは本来の目的を達成します。
しかし、その行為自体は到底褒められたものではありません。台詞や表情で推して知るべしですが、スメラギさんは自分の立案した作戦がそういうものだと認識した上で、今回は逃避として飲んだくれていましたね。
作戦として疑問に思われる方もいらっしゃると思うので一応書いておきますが、イナクトの発表会襲撃についてメディアで大々的に報道されることはありません。元々このような発表会が一般のニュースで大きく取り上げられることはありませんし、単なる恥さらしですのでAEUが自ら報道することもありません。特にフェイズ2の件はAEUは認めようとさえしないでしょう。しかし、発表会に来ていた各国の軍関係者はエクシアの能力を目の当たりにしましたし、AEUが過剰に軍備を整えているのも認識しました。この一件は無視できないものとして、世界は動き始めることでしょう。
ソレスタル・ビーイングのメンバー…少なくともガンダムマイスターとプトレマイオスのスタッフは、自分達が行っている行為が悪行であり、人類全てを試す、人類に対しての挑戦であると認識しています。メンバーはそれだけの覚悟を持って事に当たっています。三大勢力の軍関係者…というか、戦争が身近な人物はその存在自体が矛盾した組織と捉えましたが、どうやらメンバーはその行為が矛盾しているとは考えていません。明確な意思を持って、一見矛盾した行為を行っているのです。その真意がどこにあるのか、それは今後の展開として語られていくことでしょう。
また、平和ボケしていると思われる東京のキャラ達―おそらく我々視聴者に最も近いであろう常識を持つ彼ら―にはどう映ったのかまでは表現されませんでしたが、その辺りもどう描かれていくのかもまた楽しみなところです。


―ところで今回注目はイナクトのパイロット、パトリック・コーラサワーでしたね。いきなり美味しいところを全部持って行ってしまいました(笑)。

2007年10月14日

00#2のとりあえずの感想みたいなもの

機動戦士ガンダム00、第2話が放送されましたね。
来客とか出掛けたりとかで昨日中には書けませんでしたが、勿論ちゃんと放送時間にTVの前で観ましたよっ。
観ながら悲鳴上げてましたw
そのうちここで書こうと思ってたネタがバンバン本編で語られて行きますよっ!!
放送終わったら、一緒に同人誌作ってるちふくざわゆきさんに速攻で電話しますた。
終始「もうあれをやった!」「やっぱりこれもやった!」って話ばかりだったのですが。(笑)

ソレスタル・ビーイングの目的は最初の発表時からこれをやる気に違いない!って話してたので、内容そのものについては全く驚かなかったのですが、まさかこんなに早くこれを言ってしまうとは思ってもみませんでした。
これを明らかにするだけで1クールは使うと思ってたのに!!!
刹那の意識についても、こんなに早くここまで明確に描いてくるとは正直思いませんでしたよ(^^;
他にも、ハロの乗ってる理由とか、プトレマイオスのコンテナとか、GNソードの描写とか、この世界の策敵方法とか、小出しにしようと思ってたネタが…っ!?
こちらが思っていた以上に展開が早いので、これはのんびりやっている場合ではありませんでした。
スタッフがここまではっきり説明してくるなら、今のところ外れた予想は無いし、遠慮する必要もなさそうです。
もう少し本編の描写を見極めてから…と思っていましたが、こちらにどんどん書いていこうと思います。
描写が直接的過ぎて、待ってから書くと「何を今更」って言われそうだし(笑)

とりあえず、あと2〜3回は第2話を見返してから、第2話の感想と解説を書くことにします(笑)

2007年10月20日

機動戦士ガンダム00 #2ガンダムマイスター

先週末の放送からいろいろあり過ぎて、第2話の記事がギリギリになってしまいました。ひー。
という訳で、第2話のストーリーについて私の感想と分析など。

今回は、ソレスタル・ビーイングの初めての紛争介入を中心に、ソレスタル・ビーイングの理念とそれを発現するガンダムとガンダムマイスターというものがどういうものかが描かれています。また、第1話のラストと共に、人々がそれをどのように受け止めるかが描かれ始めています。

アバンタイトルは、ガンダムではお約束な世界観の説明ナレーション。
これが第1話の前に来ないところからも、第1話がプロローグだったことがよくわかりますね。
ここではこの世界のおおまかな構造と情勢、歴史の流れがわかるようになっています。
気がついた興味深い点が2つ。
1つは、人革連の軌道エレベーターが思ったより東(何とソロモン諸島北)に建っていたこと。軌道エレベーターは基本的に赤道上に建てるしかないのですが、日本とオーストラリアはユニオンに属しており、南米の軌道エレベーターからエネルギー供給を受けているのです。地図を見ていただけるとこれが如何に異常で歪な国際情勢なのかわかるのではないかと…。
もう1つは、アフリカ大陸の諸国がAEUに加盟していなかったこと。雑誌等の事前情報ではアフリカはAEU所属だったと思うのですが、そうではなかったのですね。ということは現地(おそらくコンゴ辺り)とそこからケーブルを通す途中の国々と何らかの条約を締結して建造しているのでしょう。AEUの軌道エレベーターは未だ建造中だという話もありますので、本格的な電力供給が始まった暁には、南米のようにアフリカ大陸の国々はAEUに加盟していくのかもしれません。AEUが第三国にMSヘリオンを大量輸出しているのも、影響力が必要なAEUの事情の表われなのでしょう。

本編は、第1話のラストからの続き、その夕刻からスタートです。
現段階の人々にとって「ソレスタル・ビーイングとは何なのか?」を提示しています。
東京の2人の会話から、大多数の一般人はソレスタル・ビーイングの存在そのものに疑問を抱き、気楽に正義の味方と捉える者もいることが描かれます。
しかし各国首脳はガンダムの介入を目の当たりにしていますので、その存在には疑問を持ってはいません。ガンダム程の高性能MSを造るには高い技術と資金が必要ですので、むしろその背後にどの勢力が関与しているのかが重要と考えています。少なくとも、ソレスタル・ビーイングの示した「利益を求めない」という言葉は信じてはいません。
一方、ユニオンのパイロット、グラハムは、言葉の上ではソレスタル・ビーイングよりもガンダムそのものに興味を持っているところがパイロットらしくて面白いところです。

そして始まるソレスタル・ビーイングの2ndミッション。
旧スリランカ、セイロン島の紛争に武力干渉します。初の紛争介入であり、ソレスタル・ビーイングの理念に基づく最初の作戦でもあります。第1話で描かれた作戦はあくまで世界に対してメッセージを強烈に発信する為にのみ行われており、彼らの理念を発現したものではありませんでした。
しかし今回は、ソレスタル・ビーイングの紛争介入というものがどういうものなのかを明確に示すものとなっています。
この紛争は、シンハラ人とタミル人の民族紛争に人革連が介入して泥沼化しているものです。つまり、先進国といえる勢力は人革連しか介入していないのです。タミル人に肩入れする人革連が攻勢をかけているその真っ只中にガンダムは介入、人革連の部隊を殲滅していきます。

この戦闘に入る前、刹那が面白い反応をしてみせます。
人革連とシンハラ人のMS部隊の戦闘を見て、6年前に経験した出来事を回想します。MSに追われ、まさに命を奪われんとするその瞬間に、天空よりの光で次々にMSを破壊し、現れるガンダム―。
彼は言います。
「ガンダムだ…………俺が、ガンダムだ」
刹那は、6年前に目撃したガンダムそのものに。自らがその鉄槌を下すものになるのだと考えているのではないでしょうか?

ここで描かれるMS戦は実に素晴らしいものがあります。
人革連のMSのその重そうな描写は見事なものですし、後方支援部隊との連携も見せてくれます。
ガンダム4機はスメラギ女史の戦術予報に従って、それぞれの役割を果たしていきます。

エクシアはその驚異的な運動能力を発揮し、前線にて人革連のMS部隊を蹂躙していきます。ここでは、その巨大な剣がただ刃物として物理的に切断しているのではないことと、敵砲撃を盾できっちり受け止めることによって、その盾の防御力を示すとともに、エクシアが「盾で受ける」必要がある機体なのだということをみせてくれました。

デュナメスは敵支援部隊を上空より狙撃、殲滅します。ここでは、照準に専念するロックオンの支援としてハロが回避を担当し、ハロが如何に重要なパートナーなのかを示してくれました。敵部隊殲滅後、上空より、敵MS部隊を次々に殲滅していくエクシアの動きを確認したロックオンが重要な台詞を口にします。
「気合の入れ過ぎだ、刹那!」
エクシアは元々白兵戦用ですので、敵機との距離を詰める事自体は間違ってはいません。しかしここでこのような台詞がでるということはつまり、必要以上に敵MSを蹂躙していく必要はないことを示しているといえます。

キュリオスは今回、爆撃用のミサイルコンテナを装備して出撃しました。その機動力を生かし、人革連駐屯基地で出撃準備中のMS部隊を殲滅します。ここでのアレルヤの台詞と表情は重要です。
「これで稀代の殺人者…っ。 けどね……これがソレスタル・ビーイングだ!」
つまり彼らは、自分達が行っていることが結局は単なる殺人であり、それに良心の呵責を感じつつも、それを行うことこそがソレスタル・ビーイングなのだと認識しているのです。

ヴァーチェはその火力で人革連の大型輸送艦を撃沈します。敵MSの砲撃をまるっきり無視してみせることによって、その類稀な防御力の高さをみせてくれました。

そして、人革連MS部隊の撤退によって戦いは幕を閉じたように思えます。
しかしここで、非常に重要なやり取りが行われることになります。
人革連MSへの攻撃を止めたエクシアを見てロックオンは呟きます。「ここまでだ…ここまでだよ、刹那」
しかし、敵が崩れたことにより、シンハラ人MS部隊が攻勢に出ようとします。ガンダムの支援に感謝の言葉を述べながら。
それを見てロックオンは叫びます。「このバカ野郎!」
狙撃準備に入るデュナメス。エクシアの側を通過していくシンハラ人MS。動かないエクシア。
デュナメスが狙撃しようとしたまさにその時、エクシアはそのシンハラ人MSを撃破してしまいます。
そのエクシアの行動を見て、ロックオンは安堵のため息をつくのです。
そして刹那は言います。「これが、ガンダムマイスターだ」
これが何を示しているかというと。
つまりソレスタル・ビーイングは、全ての戦力を殲滅するのが目的ではないのです。

双方への攻撃。
これは、世界の人々に衝撃を与えることとなります。
「ソレスタル・ビーイングは何を考えているのか?!」と。
ここで、人革連のセルゲイ、王留美、未だ正体のわからない謎の人物、スメラギの台詞で、ソレスタル・ビーイングの理念が何なのかを視聴者に示してきました。
「一度の介入で―紛争が終わると本気で思っているのか!?」
「一度だけじゃない。何度でも介入するわ。」
「紛争が終わるまで。憎しみが私達に向けられるまで。」
「それがソレスタル・ビーイング。私達は物事を変える時につきまとう痛み。」
つまりソレスタル・ビーイングは、人類全ての敵となることによって、人類全てを一つにしようとしているのです。
古くからある「敵の敵は味方」ってやつですね。
この手は、国内情勢が悪化している国ではよく使われる常套手段です。国民に仮想敵国、憎しみを向ける相手を示すことによって、国内世論を1つにまとめようとする訳です。
私はこれをこの作品の重要な仕掛けの1つだと考えていました。
しかしそれがまさかこんな早い時期に明確に説明されるとは思ってもみませんでした。
ということは、描かれていくのは、その先にある物語です。
私の展開予想では、ソレスタル・ビーイングの理念に気付く者と気付かない者(今のところはこちらしかいません)、それぞれの中でそれに賛同する者、否定する者、また、同調していく者、拒否していく者。そういう、ソレスタル・ビーイング以外の人々のドラマが描かれていくのではないかと期待しています。

そして、先行して帰還中のエクシアと、グラハム搭乗のフラッグとの激突で第2話終了。
実に強烈な引きです。
早く続きが楽しみです。
………といっても、この記事のアップが遅れて、あと15分で第3話が始まっちゃうのですけど(^^;

2007年10月27日

機動戦士ガンダム00 #03変わる世界

今週はしばらく家に居なかった為に、やはりギリギリに第3話の記事アップです。

第3話では、ガンダム周辺の技術的な説明と、それに対してのユニオンと人革連の対応を見せています。
また、ソレスタル・ビーイングの3rdミッションが描かれ、これはソレスタル・ビーイングが具体的にどういうケースでその理念を発現するのかを世界に示してみせます。
そして世界が、ソレスタル・ビーイングに対応した動きを見せ始めたことが描かれています。

第2話ラストのグラハム搭乗のMSフラッグとの戦闘から開始です。予想通り、アバンタイトルだけであっさり終了(笑)
しかし、ここでの戦闘は第3話通して分析すると色々な意味が見えてきます。
ガンダムがステルス機能を発揮する為にはGN粒子をその為に散布する必要があること。GNソードは大き過ぎて取り回しが必ずしも良い武器ではないこと。格闘戦を行ったことによりエクシアの大まかなパワーが知られたこと。エクシアの表面塗料の破片を与えてしまったこと。ビームサーベルを見せたこと。
更にこの後、セイロン島で回収したキュリオスの武装コンテナを分析した人革連のシーンで、セルゲイに「見せていい技術は使い捨てている」と言わせています。
それを踏まえて考えれば、ここでの戦闘時にエクシアが一度捨てた盾を再び回収していることから、エクシアのシールドには「見せてはいけない技術」が使われている可能性が極めて高いと推察することもできます。
この冒頭の戦闘内容は、後半行われる3rdミッションでのエクシア対セルゲイ搭乗のティエレン高機動型でもほぼ踏襲されています。つまり具体的には、先に示した内容を(最初と最後の2つ以外)ほぼそのまま人革連側にも(アニメ製作者側が)与えたといえるでしょう。
両方の戦闘終了時に、刹那に「俺に触るな」という全く同じ台詞をわざわざ言わせていることにも意味があると考えるべきでしょう。

各陣営やマスコミも、ソレスタルビーイング創設者イオリア・シュヘンベルグに注目し始めています。
第3話までにわかっているイオリア・シュヘンベルグの情報としては、21世紀末の人物であること、太陽光発電システム(軌道エレベータ込み)の基礎理論提唱者であること、人型マシンの提唱者であること…くらいです。
しかし「何故200年も経ってからソレスタル・ビーイングが動き始めたのか?」についてはまだ誰も答えを出せていません。これについてはソレスタル・ビーイング内の会話にも無いので、我々視聴者にも謎のままです。ひょっとすると推察できるだけの情報が今までに仕込まれているのかもしれませんが、悔しいかな私にはまだ読み取れてはいません(^^;

ソレスタル・ビーイングはガンダムヴァーチェを宇宙に戻します。
手段としては、コロニー建設用資材に紛れ込ませて人革連の軌道エレベータで宇宙に上げる方法でした。
こういうものに対してのチェックは元々甘いようですが、人革連軌道エレベータではそれが特に甘いとロックオンは言います。
その理由は具体的には示されませんでした。管理している人革連の問題なのか、それ以外の理由があるのか。
私は、王留美が第一話で人革連のパーティーに出ていたこととその時のレポーターの台詞から、元々王留美の家がコロニーの建設に携わっていたり影響力を持っていたりするのではないかとみているのですが。
ちなみに、ヴァーチェを軌道エレベータで宇宙に上げたからといって、それ以外での宇宙への帰還方法が無いとは言い切れません。どこにも探知されずに安全確実に宇宙に戻すのには、ただ軌道エレベータを使用することが一番確実だったのだ、と考えるべきでしょう。
ヴァーチェを宇宙に戻す理由は、「ガンダムが無いと(母艦である)プトレマイオスの活動時間が極端に限定されてしまうこと」だと言います。またここで重要な情報として、太陽炉(GNドライヴ)が4つしかないことがアレルヤの台詞で示されます。わざわざ刹那に「機密事項を口にするな」とまで言わせてその台詞を止めさせるという念を入れた形で我々視聴者に示して来ましたので、これは非常に重要なので覚えておけ、ってことでしょうね。
さて、となると、第2話でプトレマイオスのコンテナが撒き散らしていたGN粒子はエクシアとデュナメスの太陽炉から得たものだということになります。
後のシーンで示されますが、プトレマイオスにヴァーチェ収納後、太陽炉とプトレマイオスを直接接続してエネルギーを得ているようです。
書籍や公式サイトなど、情報元によって太陽炉とGN粒子の関係が微妙に異なるので具体的にどのような形でエネルギーを供給しているのかはわかりませんが、プトレマイオスのステルスで使用するのは確定なので、少なくともGN粒子を供給していることだけは間違いないでしょう。

ユニオン及び人革連のシーンは、それぞれの陣営が対ソレスタル・ビーイング/対ガンダムに具体的に動き出したことを我々視聴者に示しています。
そこではガンダムの性能についていろいろ言われていますが、これは字面通りで受け取れる部分ですね。
ただ、イオリア・シュヘンベルグが「この時代より更に数十年先の技術を持っている」と言われる点はひょっとすると後々重要なのかもしれません。

そして行われるソレスタル・ビーイングの3rdミッション。
今回は、3機のガンダムによる3箇所同時行動です。
しかしこれは、ガンダムを別々に運用することもあり、同時に複数箇所を攻撃できるなんてことだけをただ示している訳ではありません。
今回の3機のガンダムが示してみせたことには、それぞれ別の意味があります。
それぞれのガンダム毎に説明するとこういうことになります(他の意味もあるかもしれませんが)。

デュナメス
行動―南アフリカ地域の鉱物資源の採掘権を発端とする内戦への武力干渉
これは、利権を巡る一国内での内戦であっても介入を行うことを示します。

キュリオス
行動―南米タリビアの麻薬畑の焼き払い
これは、テロなどMSが使用されない紛争に対しては、組織の資金源そのものの破壊を行うことを示しています。

エクシア
行動―セイロン島人革連駐屯基地への第二次攻撃
これは、一度介入した紛争であっても、その紛争が継続される場合にはもう一度介入を行うことを示しています。

3rdミッションは、今までのように超大国である三大勢力だけではなく、それ以外に対しても行動を起こしてみせて、世界中の軍隊や武装組織に対してソレスタル・ビーイングに対して真剣に考えることを求めているといえます。

そしてその後、場面は東京に。
マンションに帰宅した沙慈君の隣の住人はなんと刹那君です。
エンディングの映像から、そのうちガンダムマイスター達のプライベートが描かれ、その際に何らかの出会いをするだろうとは予想していたのですが、まさかお隣さんだとは。流石にこれは予想外でした。(笑)
まぁ、この2人らしいやりとりで出会いは終わる訳ですが。
その後、沙慈の姉との会話でソレスタル・ビーイングの動きにマスコミが注目していることが示されたり、沙慈の恋人のルイスとの会話で一般人もソレスタル・ビーイングの存在を無視できなくなってきていることが見えてきます。
そしてTVでは、北アイルランドのテロ組織「リアルIRA」が、マスコミを通して「武力によるテロ行為の完全凍結」を宣言します。これは3rdミッションでソレスタル・ビーイングが示してみせた行為に対して、リアルIRAがそれを無視せず、しかし「武力の放棄」や「組織の解体」ではないところから、「とりあえず様子見」するという判断をしたことを表しているといえるでしょう。
この北アイルランドの紛争がどれほど根深いものかは先に描かれた沙慈達の授業シーンであらかじめ説明されています。
400年続いている紛争に変化が起こったのです。
世界はソレスタル・ビーイングを無視できず、その影響を受け、そして徐々に変わり始めたことを示して第3話終了。
しかしルイスの心配は、授業で受けたレポート対象の紛争が(表向き)終了してしまったことで、そのレポートをどうすればいいのかが気になるご様子なのはいい味出してます。(笑)
まぁ、このキャラ描写にも勿論意味はあるのですが。

2007年11月03日

機動戦士ガンダム00 #04 対外折衝

もはやお約束のように第5話放送10分前に更新です(^^;

ソレスタル・ビーイングという組織が実際に存在し活動していることがはっきりしたならば、では国家や武装集団、人々はどういう選択をするか?
第4話は、政治―国家がどう考えてどう動いてみるのかが描かれています。
とは言っても、今回の話はかなり判り易い話になってます。何しろ、本編中にキャラが台詞で全部説明してくれる親切さ。
政治という、主力視聴者層にとっては少々難しいテーマが今回の話ですので、この選択は正解だと言えるでしょう。
ソレスタル・ビーイングの活動的に、政治に触れない訳には行きませんしね。
まぁそんな感じで、本編見れば全て答えが提示されていますので、今回はちょっと変わった着眼点で書いてみます。
この作品はとにかくシーンの繋ぎの台詞が上手いので、その部分についても少し抜き出して書いてみます。

アバンタイトルは、人革連の慰霊祭の中継を観るプトレマイオスクルーが描かれます。
ここでは、戦争根絶を謳いながら、ガンダムの介入で確実に死者は出ているし、それはテロ行為以外の何物でもないとハッキリ言葉で示しています。
しかしクルー達はその様子を見ながらそれを当然だと言い、もしそれに抗う為に人革連が軍備を増強してきた場合、武力介入を続けるだけだと言います。
3話までに描かれたソレスタル・ビーイングという組織と、メンバーの意識というものをあらためて明確に視聴者に示したといえるでしょう。

本編はアザディスタン王国から。ようやくヒロイン(らしい)マリナ様の登場です。
この第4話は、全体を通してマリナと侍女シーリンとの会話が状況説明として多用される構成になってます。
アザディスタン王国は、都市部でテロが発生するほど治安が悪化しているようです。石油の輸出制限の為に経済的に破綻しかけており、太陽光発電システムを所有する国家群に支援を受けるしかない状況のようです。しかし、軌道エレベータへの建設計画に参加していない為にエネルギー供給権を保有していないという致命的な問題があるようです。その現状を打開する為に王制を復活させたばかりのようですね。
しかしそれほど治安が悪化している状況ですので、ソレスタル・ビーイングの介入を受ける可能性を危惧しているようです。
>マリナ「ソレスタル・ビーイング…」でシーン切り替え

どこかの島のプトレマイオスのコンテナで待機中のロックオンとアレルヤ。
2人の会話から、第3話のリアルIRAの休止宣言がどういう意味を持つのかが台詞で明確に説明されました。
攻撃されるのを恐れているだけであり、ガンダムの脅威が無くなれば、すぐにまた活動を再開するだろう、と。
アレルヤ「恒久和平の実現…その為のガンダム」
この台詞だけから判断すると、必ずしもソレスタル・ビーイングは自身を滅ぶべきものだと考えている訳ではないのかもしれませんね。
>アレルヤ「ガンダム」でシーン切り替え

人革連(おそらく本国)基地に帰還したセルゲイと基地司令官の会話が描かれます。
直接ガンダムと手合わせした感想を聞くところから始まり、人革連は「ガンダム奪取」を目的に部隊を創設することが語られます。
ここでOPにも出ていた新キャラの女の子の登場です。超人機関なる組織で訓練された超兵一号だそうです。強化人間みたいなものでしょうか?
>セルゲイ「それにしては、若過ぎる…」でシーン切り替え

東京。公園でホットドックを食べながら、平和な光景を眺める刹那。しかし彼の目には、廃墟と屍が広がる地獄が映っているようです。彼の見てきた「神なんかいない」世界と、恋人や家族が笑い合う世界。果たして一体どちらが幻想なのでしょうね。(勿論目の前の平和な光景が現実ですので念の為)
そして2度目の邂逅を果たす刹那と沙慈(と、ルイス)。
同年代の彼らの関わりが、今後どのように描かれていくのか楽しみです。


そしていよいよ今回のメイン。
メインステージは、第3話でキュリオスが麻薬畑を焼き払った南米の国、タリビア。
米国主導であるユニオンに対し、独自のエネルギー権を主張し、ユニオン脱退を宣言します。
しかしこの動きはソレスタル・ビーイングの動きを利用するもので、戦術予報士であるスメラギさんもヴェーダなるコンピュータっぽいのもその動きは予想範囲内であったようです。
タリビアは地理的にはまさにユニオンの軌道エレベータがある場所ですので、ユニオンとしてはとても看過できるものではありません。
ユニオンは議会を緊急召集、軍の派遣を決定します。
ここで、ユニオンと米国は別の軍を持っていて、それぞれを動員している台詞があります。この辺りから判断すると、この世界の情勢は現代とあまり大きく異なってはいないようです。

第4話の物語のポイントは、ここで「ソレスタル・ビーイングが介入するかどうか」になります。これも台詞で明確に問われています。
武力介入すればタリビアの強硬姿勢を手助けすることに。
武力介入せずユニオンの軍事行動を許せば、紛争根絶という(ソレスタル・ビーイングの)行動理念が瓦解する。
しかし、ソレスタル・ビーイングが実際に取った介入手段は、ユニオンの攻撃開始前にタリビア軍へ攻撃することでした。
キーになってるのは、タリビアの脱退声明にあったこの台詞。
「この主張に反対し、他国から政治的、軍事的圧力がかかった場合、我が国は軍事力を持ってこれらに対抗するだろう」
実際にタリビアとユニオンの戦闘が始まってからでは、ガンダムは攻撃側であるユニオンを攻撃しなければなりません。この場合はタリビアの強硬姿勢の手助けになります。
ですが、タリビアとユニオンの戦闘開始前であれば、軍事力を行使すると宣言しているタリビアは紛争を引き起こそうとしている国に他なりません。
ソレスタル・ビーイングが取れる介入方法としてはこれが最善であったのだろうと思えます。
しかしこれは、まだ戦闘を行っていない、国力/軍事力的にも弱い国を攻撃することに他なりません。
一般人に与える印象はけして良いものではないでしょう。
事実、マリナや沙慈は、ソレスタル・ビーイングの行動に対して不快感を表しました。

この介入によってタリビアとその周辺国の情勢がどのように変化したかは、劇中でシーリンの台詞で語られた通りです。
「タリビア国内の反米感情は沈静化し、アメリカ主導の政策に舵を切ることができる」
「他の国々も、タリビアの二の舞を避ける為に露骨な反米政策は打ち出そうとはしないでしょう」
そして言います。
「この一連の事件で、一番得をしたのはどこかしら?」
「もしわからないのであれば、あなたにこの国(アザディスタン)を救う資格は無いわ」
まぁここまで言われてわからない人もいないでしょう。勿論アメリカな訳ですが。
ソレスタル・ビーイング的にはあまり嬉しくはないのでしょうけれど。
こういう説明を姉にしてもらえなかった沙慈は仕方ないとして、マリナや我々視聴者がこれに気付けていなかったら少し問題です。(笑)
まさしく「この国を救う資格は無い」ってことに他なりませんものね。

ティエリアが茶番と呼んだように、ソレスタルビーイングの今回の作戦はタリビアをユニオンへ戻せば終了です。
ですので、ユニオンがタリビアの防衛行動に入った段階でガンダムは撤退を開始しています。
ユニオン(というか、アメリカ)的にも、今回の作戦ではタリビアの独立宣言が撤回されれば作戦終了ですので、わざわざガンダムに攻撃を仕掛ける必要がありません。
グラハムのフラッグがエクシアを追撃したのは、戦略的には必要の無い、想定外の出来事だったのです。
だからこそスメラギさんでさえ驚きを隠せなかったのです。
これは、ユニオン(というか、グラハム)の対ガンダムへの対応がかなり素早いものであることを表しているともいえます。


ストーリーと関係ない感想をいくつか。
エクシアの出撃シーンはいかにもロボット物らしくて熱くていい感じでしたねー。
グラハムのフラッグの無茶っぷりな描写もなかなかいい感じです。
どちらでもさり気なくこの世界の高度なテクノロジーの片鱗をこっそり描写しててニヤリとさせられます。

今回はEDへの入り方が今までと少し違いましたね。
雰囲気がいい感じで良かったです。シングル発売が楽しみです。

2007年11月10日

ガンダム00 #5 限界離脱領域

アバンタイトルはマリナ様が諸国漫遊の旅へ出発するところからスタートです。
会話の内容的にはシーリンとの第4話のおさらいというか答え合わせ、ですね。00は毎回冒頭付近でこんなことしてます。
米国がタリビアへの物資援助とエネルギー供給増量の確約を行いました。一見するとタリビアが得をしているように見えますが、実際は単なる御褒美といったところでしょう。
この一件で米国が得た利益はこの比ではないでしょうからね。
第4話では「米国とタリビアがソレスタル・ビーイングを利用した」と語っていたシーリンが、実はそうではないことに気付き、彼らを利用することは諦めた方がいいとマリナに語ります。
勿論神の視点を与えられた我々にもそれが正解なのはわかっています。
第4話の米大統領がタリビアの声明発表の報告を受けた会話シーンの内容と描写を見れば一目瞭然ですものね。

今回、難しい政治話はここまで。
ソレスタル・ビーイングという組織と活動を視聴者に伝える作業は第4話で一旦片付いた、というところでしょうから、今回は少し脇のキャラに視点を移してきました。
沙慈とルイスが研修で軌道エレベータの低軌道ステーションまで上がります。2人のシーンで軌道エレベータというものがどういう造りになっているかを教えてくれています。第2話のアバンタイトルで存在がはっきりしていたオービタルリングについても具体的な描写が出ましたね。
セルゲイとソーマ(超兵一号)も同じ便で宇宙へ上がります。どうやらソーマ専用のMS「ティエレンタオ2」の性能実験が目的の模様。開発(というか改良)そのものを軌道ステーションで行っていたのでしょうか? 機体を見るのはステーションに到着してからでした。そういえば超兵はナノマシンを体内に組み込むことによって身体機能を強化しているそうです。さらにデザインベイビーだといいます。SEEDのコーディネーターのように遺伝子的に身体機能を強化している訳ではないようですね。2人のシーンではセルゲイが人格者である事がよくわかって良い感じでした。

ソレスタル・ビーイングはタリビアの一件で世界の嫌われ者になっているらしいです。まぁ当然ですね。第4話での沙慈の反応がそれを示していますが、逆に見るとやはり沙慈は「ソレスタル・ビーイングの存在を気にはしている一般人」視点を代表するキャラとして描かれているということなのでしょう。
今回のミッションは「MS性能実験の監視」。状況によっては破壊も有り得るものでした。で、このターゲットになっているMSが何なのかというと、ソーマ専用機であるティエレンタオ2の事。彼らはこんな機体の存在まで把握しています。ということは、ソレスタル・ビーイングは「超兵計画」についてもある程度把握している可能性もありますね。超兵に合わせて強化されているこの機体の性能そのものが脅威だった可能性もあるのですが。

そして2日後、現地での観測にアレルヤ&キュリオスが宇宙に上がります。手段は当然ヴァーチェと同じなのでしょう。
ステーションに到着したところで、アレルヤとソーマの謎の共鳴?現象発生で、両人共に普通の心理状態を維持できなくなりました。ソーマの方は暴走の後気絶。アレルヤの方は別人格への入れ替わりと思える描写です。こちらの人格はアレルヤがハレルヤと呼んでいる人格のようです。ということは、第1話からアレルヤが言ってたハレルヤってのは、神に感謝してた訳ではなくて、その別人格に話し掛けていた、ってことですね。脳内でどんな会話が行われていたのか想像すると楽しいですね。
アレルヤの台詞と回想では宇宙を漂流した経験があるようなのですが、回想シーンの会話相手が「俺を殺せ、アレルヤ」と言っていたので、その相手がハレルヤだとすると、アレルヤは彼を殺したのかもしれません。状況を考えると、宇宙モノのお約束「冷たい方程式」があったのかもしれませんねぇ。想像ですが。
それはそれとして、入れ替わりで髪型が左右逆になるのはなかなか面白かったです。(笑)

今回の事件は、ソーマの暴走により低軌道ステーションの重力ブロックの接続部を破壊したことによって起こりました。
切り離された重力ブロックには急激な減速がかかり、地球の重力に引かれて急激に高度を落とし始めます。
セルゲイがティエレンによってこのブロックの救助に向かいます。再加速によって軌道高度を上げようというのです。質量が大き過ぎる上に空気抵抗に加速が追いつかなかったようですね。この辺りは細かく説明し始めるとキリが無いのであえてスルーしますが。(笑)
そこで作戦を放棄したアレルヤのキュリオスが救助に駆けつけるのですが、キュリオスの推力をもってしても現状維持が精一杯。ここでキュリオスがブロックを押すのに、上半身だけMS形態で下半身飛行形態という変則変形を見せてくれたのは面白かったですね。

王留美からの連絡を受けたスメラギさんは、結局本来の作戦を放棄して救助活動を選択します。
元々はティエレンタオ2を「状況によっては破壊」する為に配置していたデュナメスの超高高度狙撃能力を利用して、重力ブロックの2/3を切り離して質量を軽くする手段を取りました。スメラギがこの選択をしてくれることをアレルヤはどうも予測はしていたようで、あらかじめ要救助者全員を中央ブロックに集める指示をしています。
この狙撃はなかなか凄まじいものがありましたね。何しろデュナメスは地上から、約1万Km(!)彼方のターゲットを狙撃したのです。しかも間に入った雲が邪魔だとエクシアに蹴散らさせてみたり。これに比べればエヴァのヤシマ作戦なんて可愛いものです。(笑)
これはもうどう考えてもカッコ良さ優先です。ツッコミ禁止。そういえばそういうのは第4話のエクシア発進シーンでも既にやってましたねぇ。

ソレスタル・ビーイングの人命救助活動という驚くべき行動によって、要救助者は全員救助されました。
しかし救助された人々がそれまでの生活に戻れるとは限りません。
何しろソレスタル・ビーイングが動いたのです。世界中の人々、一般人はともかく諜報機関等はその救助活動に何らかの意図を見出そうとするでしょう。可能性として、要救助者の中にソレスタル・ビーイングの関係者がいた可能性を検討する筈です。救助された人々はしばらくの期間、気付かないうちに彼らに監視されることになるかもしれませんね。
その救助された中に沙慈とルイスが含まれているのは、今後の展開に影響を与えるのでしょうか?

2007年11月17日

機動戦士ガンダム00 #6 セブンソード

アバンタイトルは第3話でデュナメスが介入した南アフリカの鉱物資源採掘現場からスタートです。
ここに、モラリア共和国にあるPMCという軍事企業から派遣されたサージェスという人物が登場します。
簡単に言うなら傭兵ですね。デュメナスが介入した紛争は、そういうプロの戦争屋を雇って行われていた利権争いだった訳です。

本編内で説明されましたが、モラリアはこのPMCという軍事企業が民間企業の2割を占めているそうです。国全てが傭兵国家だと思って良いでしょう。
フランスに隣接している国ですが、AEUには参加していません。世界中に軍事関連技術を提供しており、殆どの国々にとってなくてはならない国家となっているようです。そういう観点からみてモラリアは中立国家と呼べるでしょう。
このモラリアの立ち位置なのですが、これはまるでスイスのようではないですか。
スイスが永世中立を勝ち取るまでにどのような努力を続けたのか。おそらくはそういうことなのでしょう。
スイスについては現実の話ですし、興味のある方は少し調べてみるといいかもしれません。

モラリアは基本的には傭兵国家なのですが、ソレスタル・ビーイングの活動によってモラリアの経済が破綻しかけているといいます。これはつまり、ソレスタル・ビーイングの活動によって世界の軍事行動が減っているということに他なりません。ソレスタル・ビーイングの活動は確実に効果を上げているようです。

そのモラリアのPMCの技術そのものはスペースコロニーの開発には必要不可欠であり、おそらくは軌道エレベータの建設にも関わっているでしょう。
サージェスに与えられたイナクトは開発実験用の機体でしたから、AEUの兵器開発に協力しているのは確実です。
そのような状況ですから、AEUの一部の国はモラリアに軍隊を派遣することを決定します。
この派遣にどういう意味があるのかは台詞でありませんでしたので説明しておくと、現在の世界情勢で軍隊を動かすことは紛争幇助と同じ意味があります。
つまり、ソレスタル・ビーイングに対して挑戦状を叩きつけた訳です。

ソレスタル・ビーイングはこの行為を無視する訳には行きませんので、モラリアへの介入を決定することとなります。
エクシアとデュナメスには新装備を実装して、ガンダム4機全てを投入、しかもスメラギさんとオペレータ二人までモラリア入りしています。
先の説明でわかるように、モラリアは軍事力及び技術において、ソレスタル・ビーイングを除いて世界で最も進んだ国といえます。
王留美が言うように、まさに最大規模の戦いが行われる訳です。

戦闘そのものにもいろいろ面白いことをやっていますが、細かい話は置いておいて。

刹那のエクシアとサージェスのイナクトが戦闘を行いましたが、この際サージェスは刹那の回避パターンを読み切り、ライフルの攻撃を当て続けてみせます。
そのサージェスの声を聞いて、刹那は幼い頃の自分の前に現れたサージェスその人を思い出しています。
これから想像するに、刹那に戦い方を教えたのはサージェスその人なのでしょう。
刹那は今でもその教えを元に戦闘を行っているのでサージェスに動きを読まれたのでしょう。
この二人の戦いの結末はどうなるのか?
次の話が楽しみです。

2007年12月02日

機動戦士ガンダム00 #7 報われぬ魂

第6話でサージェスって書いてたのは間違いで、サーシェスが正解でした。ちゃんと聞き取れてませんでした(^^;
そしてちょっと色々ありまして感想書くのサボってました。
ようやく気力も回復してきたのでまた書いていこうと思います。お付き合いよろしくお願いします。

では第7話「報われぬ魂」から。

さて、第6話の刹那とサーシェスの戦闘からの続きです。
第6話での戦闘と同じく、サーシェスが一方的に優勢で推移していきます。戦闘中の台詞から判断するに、サーシェスは相手が刹那だから動きが読めたのではなく、純粋にエクシアの動きを見て対応しています。サーシェスの兵士としての能力が突出していることが良くわかりますね。
リニアライフルがエクシアに有効ダメージを与えられないことを見て取ったサーシェスは白兵戦に持ち込みます。これは白兵戦用に作られたエクシアの機体特性を考えるととんでもないことです。機体性能ではサーシェスのイナクトがエクシアに勝てる見込みはありません。
しかしサーシェスは、エクシアの繰り出してくる攻撃を避けるどころか、エクシアの剣を次々に叩き落してまで見せています。
ビームサーベルを叩き落された後はGNブレイドで鍔迫り合いを行いますが、これはビームサーベルでないことを確認して押し込んだと思われます。
GNブレイドが単なるカーボンブレードであれば問題は無かったのでしょうが、GNブレイドの切れ味はイナクトの剣を切断してしまいました。
(この際GNドライヴが強く発光して見せたので、圧縮したGN粒子を刀身の周囲に纏わせて切れ味を持たせているGNブレイドは、供給されるGN粒子によって切れ味が変化するものと思われます。)

サーシェスのイナクトの剣は銃剣の形式で、リニアライフルの銃身を切断されたサーシェスはメインウェポンを失ったことになります。
この段階で一旦距離を取って対峙する事になりましたので、ここで刹那は光通信でサーシェスにコクピットから出てくるように告げます。
そして自ら先にコクピットから出て見せることによって、サーシェスをコクピットから呼び出すことに成功しています。
刹那がこのような行為を行ったのは、相手のパイロットが本当にサーシェス本人であるかを確認する為です。
ここまでの回想シーンで、幼い刹那に肉親(?)殺しをさせた上、兵士に仕立て上げた張本人がサーシェスであることが示されました。
刹那は元々聖戦に懐疑的であった描写もありましたが、その後の経験から、刹那にとってサーシェスは「神の威光を騙り、幼い自分を騙し、家族を殺させた憎むべき仇」であるようです。
刹那はサーシェスは6年前にクルジスで死んでいると思っていたようです。
今回の出会いは、刹那は素顔を見せないまま、お互い銃を向け合う一触即発の状態に陥ったところでデュナメスの介入によって幕を閉じます。
サーシェスのイナクトがエクシアから離れるまでは威嚇射撃を行っていたデュナメスですが、離れた後には狙い撃っています。
しかしサーシェスはこのデュナメスの射撃さえかわして見せます。これまでデュナメスの「狙い撃つ」射撃をかわした敵はいませんので、ここからもサーシェスの戦闘能力の凄さを窺い知ることができたと思います。
刹那はサーシェスについて考えます。
かつてはクルジスで聖戦を指揮しながら、今では「行き場がなくなってPMCに所属したのか。だとしたら奴の神はどこに居る」のか。

さて、この刹那の「戦闘中にコックピットハッチを開けて敵に姿を見せる」というとんでもない行為によって、スメラギさんの立てたミッションプランは変更を余儀なくされます。
スメラギさんから「フェイズ5まですっ飛ばして6から続行」という指示が来る訳ですが、エクシアはフェイズ1が終了してフェイズ2に移行する段階でサーシェスとの戦闘を開始していますので、この4倍の戦闘を放棄したと思われます。キュリオスとヴァーチェは続行していましたのでもう少しフェイズが進んでいたと考えられますが、この段階でモラリア側のMS部隊は半数以上が撃墜されているので、ひょっとするとモラリアとAEU、PMCのMS部隊は全滅させる気だったのかもしれませんね。

ガンダムの作戦行動はフェイズ6へ移行し、一旦その姿を隠します。
フェイズ6は、ガンダムは渓谷(と言うには狭過ぎる程の亀裂)を抜けて敵司令部へ向かいます。
司令部周辺にはこのような亀裂のような渓谷が多数存在しているようですが、そのどれも陸上部隊が通過出来るほどのものではなく、また航空機が通り抜けるにも狭く(およそ幅50mくらい)浅く曲がりくねったものであることが後のシーン(司令部全景とガンダムが渓谷から飛び出すシーン)からもわかります。
であるからこそモラリア軍司令部はこのような場所に設置されているのでしょうし、まさか渓谷を抜けてくる敵兵力があるとも考えてはいなかったようです。そもそもモラリア本国が戦場になることなど考えもしていなかったでしょうし。(この理由はモラリアがどういう立場の国か考えれば容易に想像できますね。)
また、本来レーダーに対してステルス能力のあるガンダムがこのような危険で手間のかかる行動を行っているかはロックオンが説明してくれました。「敵は電波障害が起こっている地域を重点的に警戒している」訳です。つまり、ガンダムのステルスがGN粒子の散布による電波撹乱によって行われていることを逆手に取った訳です。
過去のデータからガンダムがステルス機能を発揮している場合には電波障害が起こることはタリビア側もわかっています。その為「電波障害が起こっている場所にガンダムが居る」という判断をして対応してきた訳です。それに対しガンダムはGN粒子の散布を抑え電波撹乱を行わないことによってタリビアの警戒の裏をかいたのです。
敵側がどれだけの情報を持ち、どのような対応を取ってくるかの洞察は流石スメラギさんといったところでしょうか。

最終フェイズは司令部のある基地へ突入。基地のMS部隊を殲滅しましたが、所要時間僅か5分という驚異的な時間です。あらためてガンダムの性能に驚嘆しますね。
フェイズ5の都合からGN粒子を散布していませんので、純粋にMSの戦闘力勝負でこの差です。マトモに戦ってガンダムを撃破するのはほぼ不可能と言っていいのではないでしょうか。
その戦闘力を見せ付けられたモラリアは無条件降伏を選択します。
これについて個人的に面白いなと思える点が幾つかあります。
ガンダムはMS部隊を殲滅して抵抗がなくなった段階でモラリアが降伏信号を上げるのを待っているのですよね。攻撃時に巻き込んでしまったもの以外、基地施設への攻撃は行っていません。このことからも、ソレスタル・ビーイングの目的が決して皆殺しなどではないことを窺い知ることができます。
また、この戦いで死者は500人超だと言います。しかし100機以上ものMSを失った大規模な戦いでこの死亡者はむしろ少ないと言っていいのではないでしょうか。MS以外の戦闘兵器が投入されていなかったこと、MSがワンマン兵器だということも、死者数を抑えられた要因の一つなのでしょう。MSという兵器の、戦闘力以外の面での存在意義も見出せる部分なのではないでしょうか?
モラリアの無条件降伏なのですが、それにどのような意味があるのかを考えるとまた面白いですね。
今回の戦いは普通の戦争で考えればモラリアは侵略を受けた形なのですが、確かに兵力を失いはしましたが、では国としてそれ以上何を失ったのでしょうか?
主権を奪われることもなく、賠償金も取られない、国土も失わない。
ソレスタル・ビーイングは何も求めません。ただ戦力を駆逐しただけで、無条件降伏をした相手を放置して撤退してしまうのです。
ガンダムの介入がいかに異常なものなのか。考えていくといろいろと面白いものがありますね。

モラリアが非常事態宣言発令から無条件降伏するまで僅か5時間です。それだけの時間でガンダムはたった4機でモラリアの戦力を壊滅させてしまった訳です。これを見せ付けられれば、今後各国は今後迂闊に国内にガンダムを招き入れるような作戦行動は取らないことでしょう。

撤退後、ガンダムマイスター達は刹那の行為について問い質します。
ガンダムマイスターの正体は太陽炉と同じSレベルの秘匿義務があるのだそうです。太陽炉と同じレベルとなると、刹那の行為が如何に大問題なのかわかるというものです。コックピットから出て姿を見せるなんて言語道断ですね。
結局刹那は3人に何故そのような行為に及んだのかの説明はしませんでした。その為にティエリアと銃を突きつけ合うほどの事態にまで陥っています。
同じ頃世界の主要都市7箇所で同時多発テロが発生していますが、その報告を受けて今度はロックオンがティエリアと衝突です。
ロックオンはテロに対して並々ならぬ憎しみを抱いているようですが、ティエリアはそれもまた予想されていたこととして一笑に付してしまいます。
しかし刹那は言います。「その組織はテロという紛争を起こした。ならばその紛争に武力で介入するのがソレスタル・ビーイング。行動するのは俺達ガンダムマイスターだ」と。
マイスター間でこれほどの衝突が起こっているにも関わらず、刹那の言葉で彼らの心はまた一つになります。
個人的な想いは異なっていても、彼らがその理念については信念を持って挑んでいることがよくわかります。暴力に対して暴力を持って報いるという乱暴な方法ではあるのですが。

このマイスター間のやり取りで刹那というキャラを読み取る為のヒントが提示されていました。
ガンダムマイスターはヴェーダと呼ばれる存在(雑誌によるとコンピュータ)によって選ばれたのだといいます。選ばれたのには理由がある、と。その理由を問われた刹那は、自分の存在そのものが理由だといいます。自分は生きているのだ、と。どうも刹那は生と死について特別な考えと想いを持っているようです。それは幼少期の経験によるものでしょうし、神というものを強く意識していることにも関係しているのでしょう。この辺りがどう描かれていくのか楽しみです。

2008年10月15日

再びテスト

いつのまにかPixivに外部から表示という機能が実装されていたので実験です。
上手く行けばこうやって投稿するのもいいかな……?

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