擬音ページのゴミ取り


 擬音の原稿は、後の処理に影響があるため、しっかりとゴミ取りを行います。



■マスク作成

ファイルオープン
 擬音の原稿を取り込みます。



グレイスケール化
 「F4」キーで2値化した直後は、「モノクロ2階調」モードになっているので、メニューバーから「イメージ」→「モード」→「グレースケール」で、「グレースケール」モードに変更します。



サイズ比
 その際サイズ比を聞いてくるので、サイズ比「1」で「OK」します。



マスク作成1
「チャンネル」の「ブラック(K)」を矢印の場所にドラッグして、新規チャンネルに画像をコピーします。



マスク作成2
 画像のように新規チャンネルに画像がコピーされます。



階調反転
 アルファチャンネルをアクティブにしたまま、「イメージ」→「色調補正」→「階調の反転」(もしくは「Ctrl+I」)で白黒を反転させます。



階調反転2
 画像のようになります。



■前準備

範囲選択
次に、「選択範囲」から「選択範囲を読み込む」を選びます。



範囲選択2
 赤丸の部分がこのようになっているのを確認した上で「OK」します。



範囲選択2
 画像のように、白い部分が選択範囲として選択されます。


●手順短縮

範囲選択3
 ちなみに、範囲選択の一連の動作は、「Ctrl」キーを押しながら目的のチャンネルをクリックするだけで簡単に行うことができます。



選択範囲拡張1
 続いて「選択範囲」→「選択範囲を変更」→「拡張」と進みます。



選択範囲拡張2
 拡張量を聞いてくるので、「16」と入力し、「OK」します。



選択範囲拡張3
 選択範囲が拡張されます。星のような粒々が拡大されたゴミです。



選択範囲拡張4
 描画色を白にします。



選択範囲拡張5
「編集」→「塗りつぶし」と選択します。



選択範囲拡張6
各項目を確認の上、「OK」します。



選択範囲拡張7
 画像のようになります。

 ちなみに、描画色での塗りつぶしは「Alt」+「Delete」キーで一発で行えます。



選択範囲拡張8
「選択範囲」から「選択を解除」を選び、選択範囲を解除します。(「Ctrl」+「D」でも可)



選択範囲拡張9
矢印の部分をクリックして、「ブラック(K)」を表示モードにします。(アクティプにはしません)



選択範囲拡張10
このように表示されます。



●上の画像ではマスク部分が紫で表示されていますが、「チャンネルオプション」で任意の色にすることができます。

チャンネルオプション1
 1・2の順番で選択して


チャンネルオプション2
 赤丸の部分をクリックして、任意の色に変更します。
不透明度の部分も任意に変更してかまいません。



ゴミ取り1
マジックワンドツールを選択します。



ゴミ取り2
 画像のように、書き文字の部分を選択していきます。(この作業はアルファチャンネルに対してのみ行われています。黒色の部分は表示されているだけです。(わかりづらいですが(^^;))

 選択範囲を追加する時は、「SHIFT」キーを押しながら目的の場所をクリックしてください。



ゴミ取り3
 書き文字の周りの選択が終了しました。



ゴミ取り4
「選択範囲」→「選択範囲を反転」で、選択範囲を反転させます。(「Ctrl」+「SHIFT」+「I」でも可)



ゴミ取り5
 選択範囲が反転されました。



ゴミ取り6
 描画色を黒にします。



ゴミ取り7
「編集」→「塗りつぶし」と選択します。



ゴミ取り8
各項目を確認の上、「OK」します。



ゴミ取り9
 このようになります。



●小技

ゴミ取り10  描画色で一発で塗りつぶしたいときは「Alt」+「Delete」キーですが、背景色(赤丸の部分)で塗りつぶしたい場合は、「DELETE」キーを押せぱOKです)

 ちなみにこれは、アルファチャンネルと背景レイヤーでしか使えません。



選択範囲拡張8
「選択範囲」から「選択を解除」を選び、選択範囲を解除します。(「Ctrl」+「D」でも可)



ゴミ取り11

ゴミ取り12
続いて画像をルーペで拡大(「Ctrl」+「+」)し、書き文字に近接しているゴミを取るため、鉛筆ツールでゴミ周辺のマスクを黒く塗りつぶします。



ゴミ取り12
 このように、すべてのゴミの部分のマスクをつぶします。



■ゴミ取り

ゴミ取り13
 矢印の部分をクリックして、「ブラック(K)」をアクティブにします。



範囲選択
「選択範囲」から「選択範囲を読み込む」を選びます。



ゴミ取り14
「チャンネル(C)」の部分で「アルファチャンネル1」を選択します。



ゴミ取り15
 赤丸の部分を確認して、「OK」します。



ゴミ取り16
 このように選択されます。



選択範囲拡張4
 描画色を白にします。



選択範囲拡張5
「編集」→「塗りつぶし」と選択します。



選択範囲拡張6
各項目を確認の上、「OK」します。



ゴミ取り16
 ゴミが消えました。



選択範囲拡張8
「選択範囲」から「選択を解除」を選び、選択範囲を解除します。(「Ctrl」+「D」でも可)



ゴミ取り16
「F3」キーを押し、再び2値化してゴミ取り終了。