■3Dで背景 その1
戸板の作画を説明します。
3Dツールを使って、戸板を作ります。
使用ツールはSketchUPです。
無料版でもモデリングの全機能が使えますし、プラグインを入れればobjファイルにも吐き出せるようにもなります。
6万円も出して有料版を購入した私の立場は!?
それではこのコマにさきほど作った3Dデータを読み込ませます。
3Dデータの読み込ませ方は、 [ファイル] → [読み込み] → [3Dファイル] です。
戸板データを読み込みました。
SketchUpで制作したデータは、スケールがコミスタと合ってないようで、読み込ませるとこのようにバカでかくなります。
データを作るときに縮小して合わせればいいとは思いますが、これでも問題ないので気にせず進めます。
レイヤープロパティの [大きさの] 設定変更して、オブジェクトをいじりやすい大きさにします。
このくらいの大きさにします。
図の設定のチェックを入れておきます。
ポリゴンの表面と裏面、両方表示されるようになります。
続いて、カメラを選択。
オレンジ色の十字をつまんで、適当な位置に移動させます。
このオレンジは、3D操作の中心位置になります。
消失点は、少し上に見える青の十字です。
今度は戸板の文字の部分をクリックします。
青い箱の部分をクリックすると、箱の色が消えて非表示になりますのでご注意。
赤色の輪をドラッグするとY軸回転。
緑色の輪をドラッグするとX軸回転。
青色の輪をドラッグするとZ軸回転です。
この色は、レイヤープロパティの回転の各項目の数値と同じですので、直接入力で変更することもできます。
ちなみに3Dランチャーの他の機能です。
というわけで、一枚目の戸板の配置が終わりました。
もう1枚戸板を置きたいので、レイヤープロパティの読み込みのアイコンをクリックして読み込ませます。
このように読み込まれました。
2枚目の戸板も位置を決めます。
ちなみに、オブジェクトがない場所をドラッグすると、カメラの構図が変更できます。
たまにうっかりクリックして、予期せず構図が動いて焦ります。
配置の終わった戸板をレンダリングします。
レイヤープロパティの [レンダリング]
の部分をクリックします。
レンダリングの設定は図の通りです。
陰影機能は画面がのっぺりするため、通常は使いません。
スムースはポリゴンのカクカクが軽減できるときがありますが、悪影響で図形が肥満化する場合もありますので、貼る図形によって使う・使わないを選択するほ
うがいいでしょう。
今回は使いません。
設定が終わったら、輪郭線の [詳細]
アイコンをクリックします。
線幅は、私は通常0.1mmにしています。
検出精度は90%以上はないと、一部の線が消えて、あまり役にたたないと思います。
私はいつも100%で使用しています。
というわけで、[OK]
を押してレンダリングスタートです。
戸板がレンダリングされました。
この作業でできたフォルダの構成は図の通りです。
戸板の一部が破線になっているので、輪郭線のレイヤーにペンや直線ツールで修正します。
[マット]
のレイヤーは、オブジェクトを全面白で覆ったレイヤーです。
これで戸板の線画は終了です。
なお、レンダリングしたあとでも構図を変えて再レンダリングすることはできますが、その場合は線画を修正する前に行ってください。
サンプル動画