スクリーントーンいろいろ


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トーン、ちょっといい話
 

 世の中にいろいろとあるトーン。網点なんかにしても、いったいどれを使っていいのかわからないとゆー人も多いと思います。結論からいえば、「どれを使ってもOK!」なんですが、そこはそれ、印刷に出ないなどとゆーコトもあったり。
 とゆーワケで、トーンの下のほうに書いてある「60L/10%」などとゆー記述の読み方なんぞを紹介したいと思います。

 手元にぱっと出した、あたしがよく使う「I・C SCREEN」の61番のトーン。この下には「S-61 60L/10%」と書かれています。最初の「S-61」はすっとばかして、まず「60L」から。
 これは、「1インチの中に、何個点が並んでいるか」とゆー表示です。つまり、60Lとゆーことは、60個の点が1インチの中に並んでいるわけですね。40Lなら40個、70Lなら70個とゆーワケで、この数が多くなるほど点が細かくなっていきます。

  

 続いて「10%」。これは、トーンの濃度を表しています。この数が多くなるほど点が大きくなっていきます。
 で、この「60L」の「6」と、「10%」の「1」を合わせて、「61番」とゆートーン番号になるわけです。つまり、「S-45」なら「40L/50%」のトーン、「S-72」なら「70L/20%」のトーンということですね。
 ちなみに、「S-60」とゆートーンもありますが、これはちょっと例外で、「60L/5%」のトーンだったりします。「0%」なワケはないですからね。でも、モノによってはトーンの番号割り当て自体が全然違う場合がありますので、「いくつのラインで何%か」を見たほうが確実だと思います。

 んで、実際に原稿に貼る場合、80Lとか90Lなどいうトーンを貼っても、点が細かすぎるために印刷に出ないことがあります。せいぜい70Lあたりまでが無難なところでしょう。

 


トーンを貼ろう

 まず原画。
 トーンを台紙ごと原稿の上にあて、透かして見ながら、貼りたい大きさよりちょっと大きめにカットしていきます。
 こうしないで、いきなりトーンを剥がして原稿の上に乗せてカットすると、残りの部分にゴミなどが付着して、後で使えなくなってしまうからです。
 で、切ったトーンを剥がして原稿の上に置きます。あとは不要な部分を切り落とし、トーンこすりなどで圧着します。
こんなカンジですね。
 2重貼りをする前に、ホワイトを使って効果を入れておきます。
 再び、テキトーな大きさに切ったトーンを、1枚目の上に置きます。
 この時、モアレができないように1枚目のトーンの網目と同じ角度で2枚目を貼り合わせるようにしましょう。
とゆーワケで完成。


トーンを削ろう

 網点のトーンなどを、削りを使ってグラデーションを表現したい時、図のような角度で削りを入れると、きれいな削りに仕上がります。点の並びに対して45度の半分、22.5度ですね。


こんなカンジ。


もうひとつ重ねてみる。


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