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機動戦士ガンダム00 #6 セブンソード

アバンタイトルは第3話でデュナメスが介入した南アフリカの鉱物資源採掘現場からスタートです。
ここに、モラリア共和国にあるPMCという軍事企業から派遣されたサージェスという人物が登場します。
簡単に言うなら傭兵ですね。デュメナスが介入した紛争は、そういうプロの戦争屋を雇って行われていた利権争いだった訳です。

本編内で説明されましたが、モラリアはこのPMCという軍事企業が民間企業の2割を占めているそうです。国全てが傭兵国家だと思って良いでしょう。
フランスに隣接している国ですが、AEUには参加していません。世界中に軍事関連技術を提供しており、殆どの国々にとってなくてはならない国家となっているようです。そういう観点からみてモラリアは中立国家と呼べるでしょう。
このモラリアの立ち位置なのですが、これはまるでスイスのようではないですか。
スイスが永世中立を勝ち取るまでにどのような努力を続けたのか。おそらくはそういうことなのでしょう。
スイスについては現実の話ですし、興味のある方は少し調べてみるといいかもしれません。

モラリアは基本的には傭兵国家なのですが、ソレスタル・ビーイングの活動によってモラリアの経済が破綻しかけているといいます。これはつまり、ソレスタル・ビーイングの活動によって世界の軍事行動が減っているということに他なりません。ソレスタル・ビーイングの活動は確実に効果を上げているようです。

そのモラリアのPMCの技術そのものはスペースコロニーの開発には必要不可欠であり、おそらくは軌道エレベータの建設にも関わっているでしょう。
サージェスに与えられたイナクトは開発実験用の機体でしたから、AEUの兵器開発に協力しているのは確実です。
そのような状況ですから、AEUの一部の国はモラリアに軍隊を派遣することを決定します。
この派遣にどういう意味があるのかは台詞でありませんでしたので説明しておくと、現在の世界情勢で軍隊を動かすことは紛争幇助と同じ意味があります。
つまり、ソレスタル・ビーイングに対して挑戦状を叩きつけた訳です。

ソレスタル・ビーイングはこの行為を無視する訳には行きませんので、モラリアへの介入を決定することとなります。
エクシアとデュナメスには新装備を実装して、ガンダム4機全てを投入、しかもスメラギさんとオペレータ二人までモラリア入りしています。
先の説明でわかるように、モラリアは軍事力及び技術において、ソレスタル・ビーイングを除いて世界で最も進んだ国といえます。
王留美が言うように、まさに最大規模の戦いが行われる訳です。

戦闘そのものにもいろいろ面白いことをやっていますが、細かい話は置いておいて。

刹那のエクシアとサージェスのイナクトが戦闘を行いましたが、この際サージェスは刹那の回避パターンを読み切り、ライフルの攻撃を当て続けてみせます。
そのサージェスの声を聞いて、刹那は幼い頃の自分の前に現れたサージェスその人を思い出しています。
これから想像するに、刹那に戦い方を教えたのはサージェスその人なのでしょう。
刹那は今でもその教えを元に戦闘を行っているのでサージェスに動きを読まれたのでしょう。
この二人の戦いの結末はどうなるのか?
次の話が楽しみです。

コメント (1)

るふぁーる:

6話の解説、お疲れ様でした。

実際の放送を見ずに殆どネット上の情報だけで
話を追っている状況なので見えてないところもありますが、
刹那とサージェスの関係とか戦闘のその後の展開とか
気になるところ満載でお話は進んでいるみたいですね。
ガンダムのバックボーンになっている世界観は、
かなり現実の物に近い物があってそれなりに知識がある人が
見ると政治的なやり取りとか戦略的な面とかで
「そう来るかーっ」的な部分が結構あってそういう意味で
色々刺激してくれる話になっていると感じてます。

この先、単純なMS同士のぶつかり合い以外の部分で
どんな話が展開されていくのかとても楽しみです。

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2007年11月17日 17:59に投稿されたエントリーのページです。

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