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モビルスーツの脚の応用・その1

AMBACを否定したところで再び脚についてのお話など。
その前に、26日のエントリー「モビルスーツの脚」の回のコメント欄で結構重要な話をしていますのでそちらも参照してみていただけると幸いです。

先のコメントでもお話ししたように、歩行ユニットと一言で言ってもその機能を実現する為には脚部にはかなりの強度が必要です。
単純に自重を支えるのみならず、歩行や走行、跳躍や着地などの衝撃に耐え、機能を維持しなければなりません。
また、地上においてMSの移動能力を司る脚部ですのでこれを失うのは致命的です。
その為その防御力もかなり高く設定してあると考えるのが妥当です。
私は理系ではないので細かい計算をしてここに示すことはできませんが、これらのことだけでMSの脚部がいかに頑丈なものか容易に想像することができると思います。
シャアがガンダムに対して蹴りによる攻撃を頻繁に行っていましたが、これだけの強度を持ったものを敵機に叩きつける戦法は非常に理にかなっていると言えるのではないでしょうか。


まだラフですが、ザクの背面を描いてみました。
勿論TV版設定画が元になっています。
背面から見たバランスで各部の再調整をしたので、先の前面絵とはパーツの位置や大きさが微妙に違っています。
背面をもうちょっと整えたら前面ももう一度再調整します。
しかしこれを描いていて驚いたのですが、ザクのランドセルって結構でかいですね…!
正直もっと小さいイメージでした。
なぜそんなイメージなんだろうと思い返してみると、ひょっとすると昔の1/144ザクのプラモの影響なのかなぁ、とか。
あれはもう一回り小さくて背中に埋まっていたようなそんな微かな記憶でした。

コメント (4)

yuki!:

お、やってますな。
ザクの足は打撃兵器として有用という話ですが、僕も賛成です。肩のスパイクアーマーを見てもその重量を活かした攻撃が有効であろうという考えがデザインからも読み取れます。
しかしこれを正解とするには、今の設定ではちょっと重さが足りない気がします。(人間を参考に1000倍してるだけなので、比重はほぼ水と同じ)砲弾を受けることを前提とした、特に装甲の厚い陸上兵器に対しては足らないような気がします。僕もMSの重量については、はなはだ疑問だったのですが、いざ、じゃあどれ位の重さが理に適ってるのかと問われるとちょっと答えずらい処があります。一緒に考えて頂けると有難いです。

新庄聡美:

>yuki!さん
やっといらっしゃいましたね(笑)

ザクの肩のスパイクアーマーですが、今回ザク描いてて気がついたんですが、思っていたよりも先端部分に行くに従って大きく膨れ上がっているんですよね。
あれは肩アーマーにスパイクがくっついているなんて程度のものではなく、質量打撃兵器としてもっと明確に意識して設計されたものなのかもしれません。
肩にガンダムハンマーくっつけているようなもの…というより、ザクの肩アーマーを参考にガンダムハンマーが作られた、くらいで丁度いいのかも?

重さに関しては同感ですねー。
公式設定でのMSの重量は金属の塊としては軽過ぎです。

ただそれとは別に、積極的に「踏み潰す」という行為を行うのであれば、脚を勢い良く踏み下ろしたり、ジャンプから敵機の上に着地するだけで運動エネルギーが加わるのでそれなりに有効なダメージは与えられそうです。
昨日ちょっといろいろ調べてかなりざっと計算してみたんですが、走行時の接地だけで400tくらいの荷重がかかるみたいです。
ただ私は理系はさっぱりなので信憑性は全くありませんがw
詳しい方誰かざっとでいいので計算してくれないかな…(笑)

yuki!:

僕も家に帰ってから考えましたよ。要するに同じ材質で出来た1/10の戦車の模型(宇宙世紀の戦車はでかいので1/5位で考えた方が正しいかも)を人は破壊できるか、或いは破壊するにはどうすればいいかという話だと気づきました。と考えると、どうにかなりそうな気もしてきます。人よりザクの方が力持ちなハズなので、シャフトや砲身をひん曲げたりして使い物にならなくする事は出来そうですね。100Kg位と思われるので、僕は無理だけどザクならひっくり返す事も出来るかも。ぺしゃんこにするのは難しいかなぁ。相手が1/10の戦艦だったらどう戦いましょうかねえ。

新庄聡美:

10倍の大きさの人間ではなく、その他のものが1/10という発想はモビルスーツにとって周囲のものがどう見えるか考えるには非常にわかりやすくていいですよね。
その発想でいけば自衛隊のMBTである90式がウィキペディアによると車体長7.55m全幅3.4m全高2.3mで重量が50.2tですから、自分がMSサイズだと考えると90式は75cmx34cmx23cmの大きさで50.2Kgの鉄の塊ということになります。
実に重いですね。
これを道具無しで壊すのはなかなか大変そうです。
1/10の戦艦となれば大和ミュージアムにある戦艦大和の模型がわかりやすい訳ですが、あれを沈めるのはなかなか大変でしょうね。
とりあえず斧を貸して下さい。(笑)

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2011年08月30日 23:48に投稿されたエントリーのページです。

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